パイプ レストア
某オークションで中古のパイプを落札したので、
お手入れしていきます。
ボールトップとチャンバー内は概ね綺麗な状態。
カーボンも付いてないしほとんど使っていないようだ。
しかしながらこのままだとおばあちゃん家の匂いがしてるので、俗に言うSAメソッドならぬTAメソッドを施す。
ボールとシャンクにティッシュを詰めてアルコールに浸しておく。
私はだいたいこの方法で消毒用アルコールを使用している。
アルコールがボール表面に付着しないように注意。
3時間程で一度ティッシュを取り出したが、まだまだ匂いが取りきれず。
今度は一晩置く事にした。
さてマウスピースは煙道内をモールにアルコールを浸してお掃除。
そんなよごれていない。
外観はなかなか変色しているので、
私はだいたいこれをサンドペーパーで磨いていく。
これが根気のいる作業。
まずは800番から1500番。
茶色い汚れがドロドロ出てくる。
水洗いしながらひたすら磨く。
3600番。 6000番。 9000番。
磨いていくと不思議と愛着が湧いてくる。
変色が気にならなくなるまでゴシゴシ。
ステムのロゴはいつもは残すのだが、
このパイプのロゴ. . .
. . . . . なんかダサい。
むしろデザイン的に消したい位。
よって気にせずゴシゴシ。
ロゴがダサいおかげで大分綺麗になりました。
問題は結構なステムルーズ。
これをKメソと呼ばれる手法で改善する。
要はシャンクをヤカンのスチームに当てて熱と水分によるブライヤーの収縮を狙ったもの。
少し緩めだが、外れない程度には改善。
マウスピースを装着する。
ピキーーーーーンッ!!
やっと完成!!
ロゴの白抜きの塗料を剥がして正解。
全体的に引き締まった印象に。
そしてこのパイプ、エアフローの精度がかなりイイ。
所持パイプの中では一番かも?
煙道もセンターにバッチリ空いているし。
これはあたりの予感!?
パイプのインプレッションはまたの機会に。